メールでご質問いただいたものから、公開の許可いただいた質問を公開します。
全てに回答できるかはわかりませんが、どしどしご質問ください。

以下の質問をいただきました。
> 日本と欧米のロックミュ−ジックのちがいについて教えてください。

[---- 回答 ----]

難しい!! 何とかまとめてみました。ただし、長いです。


1.言葉が違う。(当たり前か?)
  しかし、これが重要。今でこそ、日本でもノリ(語呂)のいいロックは多いです
  が、これが定着する前はひどいものだったようです。
  
  たとえば、日本の国歌といわれている「君が代」を知っていますか?
  「き-い-み-い-があ-よお-はあ-」 とひとつの音符でひらがな一文字しか歌え
  ません。
  
  英語では、「I LOVE YOU」という言葉を3つの音符で歌えます。
  
  もちろん、「あい して る」と歌えば日本語でも3つの音符で歌えるんですが
  元来メロディー(音を伸ばして歌う)を重んじていた日本の文化では定着しなか
  った様です。歌がリズムにのらないのでしょう。
  (というより、「あい して る」と日本語で歌うことを避けて
  「I LOVE YOU」と英語で歌っていた。ロックは日本語で歌わず、英語詩で
  歌うのが常識となっていた。「日本語で歌うなんてダサいぜBaby」というノリ
  の人しかロックしていなかった。)
  
  それを、70年代に「はっぴいえんど」というバンドが日本語で定着させること
  に成功したのです。
  (たとえば 「I CRY」を「愛 暗い」と歌い、少しずつリズムに乗る様にしていっ
  た。)
  
  
  2.日本はロック発祥の地でない。
  
  欧米でロックが生まれたのに対し、日本はあくまで「マネゴト」をしてるだけ。
  だから、結局日本のロックって、最後は「メロディー」にいきつく。
  「X JAPAN」にしたって。「Say Anything」とか「Endless Rain」とか、美しい
  メロディーの曲のほうが日本人にはウケる。

  対して、欧米では、あんなにメロディアスな曲ばっかり、しかもあの格好で
  歌ったら、「中途半端もの」呼ばわりでロックでないとみなされてしまう。
  
  
  日本で、「宇多田ヒカルはアメリカ育ちで、リズム感もあるし、体にアメリカ
  文化がしみついている。ようやく世界に通用する日本人が現れた」
  といわれていますが、日本人が欧米の真似事をする限り、欧米では絶対欧米人
  を超える評価されません。
  (宇多田ヒカルは才能があるので評価はされるでしょうが、欧米でNo.1 にはな
  れないという意味です。)
  
  欧米人は「物まね歌合戦」で物まねをしているタレントを見るかのような笑い
  の目で見ます。
  
  昔、坂本九の「上をむいて歩こう」がアメリカで1位をとったのは、
  日本語で「う-え-を-む-う-い-て あ-るこうおうおうおう」と歌ったのが
  新鮮かつ日本的だったからうけたのです。
  
  日本人が、欧米で評価されるには、日本らしさで勝負するしかない。
  
  
  3. 日本のロックって、派手な格好をすれば、「ロックだぜ」といえてしまう。
  また、聴衆も認めてしまう。
  
  アメリカでは、けばけばしい格好をしているロックは大抵、ヘビーメタル・
  ハードロックといって「音がでかい」「ギターがギンギンいってる」
  「演奏力がうまい」「ボーカルも負けじと声が高く・大きい」
  「大人に嫌がられる」。
  
  
  日本では「カッコだけ」。シャズナみたいなグループは
  「タレント」扱いされ、ロッカーとは思われない。
  
  
  以上です。
皆さんも遠慮なく質問・メール下さい。
メールはこちら


メールでなく掲示板に感想したい方は こちら。

MUSIC PAGEへ戻る