MUSIC MAIN PAGEに戻る

2002年11月10日 TV音楽番組について(中島みゆき)

今年に入ってミリオンセラーが激減している。(10月時点で浜崎あゆみ「H」のみ)

昨年から続く音楽不況のあおりを受けていることは間違いないが、 実は聴衆も今ヒットチャートをにぎわせている顔ぶれに飽き始めているのではなかろうか
その一因をゴールデンタイムのTV音楽番組から感じた。
現在の音楽番組も視聴率競争のためかバラエティー化が進んでいる。
つまり、いい音楽を作る人が出られるのではなく、「面白いことをする人」が 歓迎される傾向にある。いわゆる「キャラ優先」である。

一時期オーディション番組でデビューまでの苦悩の道のりを放送することで その新人のキャラクターを示し、聴衆の同情を引き好結果を得た例がある ことでも明らかだが今やキャラクターを売る(見せる)のがCD好セールスへの近道となっている。

昔のベストテン番組(注1)もある種バラエティー的側面はあったが、 「チャートインすれば番組に出られる=みんなに曲を聞いてもらえる(自己アピールできる)」という明確な目的があった。
今のように事務所サイドの力だけで毎週のように番組に出れるわけではない一種の実力主義・真剣勝負があった。
売れないものは「いつかあそこへ」という闘志を燃やした。つまり受け入れられる「いい曲」を出すという純粋な目標を皆持っていた。
いい曲がチャート上位をにぎわせているので今とは違い、お茶の間の老若男女皆がそれなりに知っている(受け入れられる)曲が毎週かかっていた。

さて、
中島みゆき「地上の星」がオリコン100位以内110週連続チャートインの新記録を樹立した。
この曲もNHK「プロジェクトX」の主題歌というタイアップではあるが、110週もの間売れ続けるということは、発売週に固定ファンがばっと買って後はチャートダウンというのではなく、幅広い層にじわじわと浸透していった結果といえよう。

今、こういった幅広い層に受け入れられる曲がもっと必要だと感じるのだが....

注1) 1980年代にはTBS系「ザ・ベストテン」などのTV番組があった。シングルベスト10を発表し、ランクインした歌手が出演する番組であった。


ご意見、ご感想ください
こちらからアンケート形式で簡単に送信できます


メールでなく掲示板に感想したい方は こちら。


[ INDEX/WHAT'S NEW/GREETING/MUSIC MAIN PAGE/BBS]
[COLUMN/LINK/HOME/BEST ALBUM]