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2000年11月5日(1) R&Bを体現できるシンガーとは?(大沢誉志幸)

少し前になるが、 2000年7月20日に渋谷公会堂で行われた 山下久美子の20周年記念ライブ「I Thank You」 で曲目「こっちをお向きよソフィア」の時に 大沢誉志幸がゲスト出演した。

1999年3月「悦楽の15年-最後のシャウト」で自身のシンガー活動を終えた彼の 久々のステージ登場に、観客は大いにわいていた。

しかも、2コーラス目では自身でボーカルまでとった。
R&Bテイストにアレンジされたこの曲で、完全にこのとき主役は彼であった。
ジェームスブラウンばりの ステージアクションも健在で、間奏では意味不明(!?)なスキャットで観客を 盛り上げていた。ちょっとしたしぐさ・歌い方からR&Bテイストが感じ取ることができた。

あのハスキーボイスから体現されるソウルフルな歌い方には、 付け焼刃ではない、体に染み付いた「リズムアンドブルース」が自然に湧き出ていた。 現在の若手R&Bシンガーのお手本ともなる存在である。

現在、自身が作家活動に専念し、過去にも 沢田研二の 「お前にチェックイン」や中森明菜「1/2 の神話」・ 吉川晃司 「ラヴィアン・ローズ」・ 鈴木雅之「ガラス越しに消えた夏」などのヒット曲を手がけているので、 作家としての評価が高く、 シンガーとしての彼が評価されないのは残念である。



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2000年11月5日(2) 相反しあう2つのベクトル(SPEED)

すでに解散し、それぞれの道を歩み始めているSPEEDについて、少し触れておきたい。

グループ末期にそれぞれがソロ作品を発表したが、
hiroの作品 を聴いたとき、「この人は、今後より繊細でもっと高音な歌い方をしていく」 と感じたと同時にダンサンブルな曲では、 erikoのような 「パワーのあるボーカルと合わさったとき、その魅力は増大する」とも感じた。

SPEEDの魅力はそこにあった。どこまでものびるhiroの高音と、抜群のリズム感から くりだされるパワフルなerikoの声が1つとなったとき、人々をひきつける「何か」を 発揮する。

やはり結果的に、解散後初のhiroのシングルでは、より繊細さを表現した形となった。 そこに「パワフル」という場面は皆無である。「静」のhiro。「動」のeriko。
今後はその道が明確になろう

1+1=2にならないことがあるのがグループの魅力である。相反する二つのベクトルが ひとつになったとき、そのベクトルの向きは、思いもしないしない方向に向かうことがある。

過去にわれわれは、 The Beatles、BOφWYなどからそれを経験している。
それが、グループの面白さであり難しさでもある。



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2000年11月5日(3) いつか再びZIGGY (SNAKE HIP SHAKES)

2000年10月 SNAKE HIP SHAKESがZIGGYのセルフカバーアルバムをだした。

今までZIGGYとして活動してきた彼らだが、ベースの戸城脱退後、契約上「ZIGGY」の 名で活動することができなくなった彼らが、SNAKE HIP SHAKESとして活動してはや数年。
名曲「GROLIA」をはじめとする過去の作品が見事に現代の息吹とともによみがえっている。

なにより、さえまくるドライブ感。全編にわたり責めまくる。
そこには過去を振り返るノスタルジックさは全くない。
「WHISKY,R&R AND WOMEN」がとくにいい。
やがて、再び「ZIGGY」の名のもとに活動する「決意表明」のような 力強い意志を感じる点で、従来のベストアルバム・セルフカバーアルバムとは 全く異質な作品である。
オリジナルアルバムのような新鮮さがある。


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