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1999年12月7日 モーニング娘。 脱退に思う。

-- 日刊スポーツ 99/12/06 より抜粋 --
 女性8人グループ「モーニング娘。」の石黒彩(21)が、同グループを脱退することが5日、分かった。
1月7日の大阪・厚生年金会館でのライブが最後の活動となる。脱退後は服飾デザインを勉強するという。
石黒は短大でデザインを学び、服飾デザイナーになるのが以前からの夢だった。今年10月、所属事務所に「グループで2年間、精いっぱいやり切りました。脱退して新しい夢にチャレンジしたい」と申し入れた。石黒の決意は固く、このほど脱退が決まった。
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この出来事に、現代の音楽シーンが抱えるいくつかの問題点が内包されているので取り上げたい。

まず、彼女の熱心なファンは詳細をすぐに知りたいところだと思うが、生みの親ともいえる テレビ東京「ASAYAN」の12月5日放送では、視聴率を意識し散々ひっぱったあげく石黒彩の「言葉」放送を来週に引きのばした。
「ASAYAN」HP でも公式コメントは 12月7日現在記載されていない。
テレビ局主導で音楽を作ってしまった(音楽バラエティー)ためしょうがないといえばそれまでだが、今までもテレビのネタが尽きるたび「大事件勃発」とかいって無理やり波瀾を引き起こし視聴率を稼いできたが、ここまでするかといった感じだ。
まあテレビ局とすれば視聴率が稼げれば「OK」だし、レコード会社はレコードが売れれば「OK」なのだから彼女らで稼げなくなれば次のネタ(グループ?)を探すだろう。学校を辞め、親元を離れ「モーニング娘。」に自分の未来を託した彼女らの将来のことは考えていないのだろう。

テレビなどで無理やり関心を引くことでやっていけるのでなく、時代をも凌駕する「歌の才能」だけで将来永劫やっていける人だけをデビューさせるべきだと思いますが。

前にもチラッと述べたが、彼女ら(少なくともオリジナルメンバー)はそもそも「ロックボーカリスト」希望だったはず。
相川七瀬や松田樹利亜のような、ボーカルで他を圧倒する歌手を夢見ていたのではなかろうか?
少なくともオーディションで優勝した平家みちよは、セールス的には苦戦しているが、「自分の歌いたいもの」を歌えるという点では充実している様に思う。

だからこそ、そのギャップに気づいた結果、メンバの二人が「脱退」という道を選んだのかもしれない。
これも前にチラッと述べたが、「ラブマシーン」が彼女らの代表曲・ひとつのピークであり、 石黒さんもある種の到達感を抱いたことは事実だと思う。

これからも「モーニング娘。」は何事もなかったの如く続いていくことだろう。 テレビにより関心を引き寄せ続けることができる限り。いずれ、今のメンバはひとりもいない、 全員入れ替わった「モーニング娘。」という「かたち」となっているかもしれないが。

 


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